薄毛の進行が気になって
とにかく、髪に対する悩みが消えませんでした。
今思えば、ちょっと気にし過ぎていたかも知れませんが、髪に変化があったのは事実です。
髪全体にボリュームがなくなり、抜け毛も増え、分け目が広くなったり、頭皮が少し目立つようなったり、何しろ鏡を見るのが嫌でしたね。
シャンプーは何度も替えて、薬局で買った育毛剤も使ってみましたが、あまり改善せず、1年後、2年後、髪がスカスカになってしまうかも知れないと、不安は増すばかりでした。
ただ一方では、そのうち何とかなるような気もしていました。
それが、ある時ブラシに毛がいっぱいついているのを見て、これはまずいと真剣に考えるようになり、薄毛の原因や対策について情報を集め、私なりの育毛ケアを開始しました。
実は、夫(40代半ば)も薄毛の徴候があり、既に育毛ケアを行っていたのですが、男のハゲ対策と思っていたので、それまでは相談することもありませんでした。
しかし、夫の話を聞いてみると、いろいろ参考になることがあり、もっと早く相談しておけばよかったと後悔しました。
どうして髪が薄くなるの
薄毛になる原因は沢山あるようですが、例えば、ホルモンバランスの乱れ、生活習慣の乱れ、ストレス、遺伝などです。
また、一般的に男性と女性の薄毛の症状は異なります。
女性の多くが悩んでいる薄毛は「びまん性脱毛症」と呼ばれ、頭皮の特定部分が薄くなるのではなく、頭部全体が均一に脱毛して薄くなるのが特徴です。
ちなみに「びまん性」とは、限定することができず広範囲に広がっている状態を言います。
男性の薄毛は「男性型脱毛症(AGA)」の場合が多く、頭頂部や額部分が極端に薄くなるのが特徴です。
「男性型脱毛症(AGA)」は男性ホルモンの影響を受ける症状ですが、女性にも男性ホルモンがあるので、女性に関係がないということではありません(念のため)。
女性の薄毛の主な原因は、血流不全やホルモンバランスの乱れなど多いと言われています。
女性の場合も髪の成長は30代位がピークで、その後は年齢とともに少しずつ髪の老化が始まります。
そして、髪がフワッとせず、ペシャンとなってきますが、抜け毛や白髪が増えてくるのは、更年期障害の影響を受けている可能性があるようです。
具体的には、人間関係や仕事のストレス、慢性的な疲れ、睡眠不足、過激なダイエットによる栄養不足等のホルモンバランスの乱れなどにより、頭皮の血流が悪くなり、髪をつくる栄養素が行き渡らず、健康な髪が生え難くなるということです。
喫煙(タバコ)も良くないようですよ。できれば禁煙した方がいいですね。
薄毛対策はどうすればいいの
薄毛は、初期段階であればあるほど髪は再び生えやすいようです。
女性の場合には男性のような薄毛にはならず、目立ち方も男性ほどではありません。
なので、進行してから初めて薄毛に気づくという人も多いようです。
いずれにしても、薄毛は突然やってくるのでなく、ジワジワ進行してきます。
ですから、薄毛の予兆に気づいたら、より早い段階でケアを開始することです。
対策としては、まず、基本的なケアとして重要なのが正しい生活習慣です。
食事、運動、睡眠です。
髪や頭皮の問題も、体全体の健康維持がベースになるということです。
暴飲暴食を避け、適度な運動、適切な睡眠時間を確保すること、そしてストレス解消です。
この基本的なケアを無視して他の対策を行っても効果は半減します。
そして、髪や頭皮にスポットをあてた究極の対策は以下の5つです。
◆シャンプー
シャンプーを1日2回以上行うのはNGです。
理由は過剰に皮脂を落としてしまい、必要以上に皮脂が分泌されるからです。
フケや頭皮の油分が気になり、何度もシャンプーをする人がいるようですが、さらに症状を悪化する原因になります。
晩の入浴時にシャンプーするのが適切です。
フケや頭皮がどうしても気になる人は皮膚科へ行ってくださいね。
使用するシャンプーは、天然成分が配合された頭皮に優しいものにしましょう。
<シャンプー手順(参考)>
①髪が乾いている状態で、指を使って髪をときます(まんべんなく)。
②髪をお湯で濡らしながら、ゆっくりすすぎます(軽く洗い流す感じで)。
③シャンプーを髪に馴染ませます。
④5本指の腹を使って、頭皮を上に伸ばす感じで優しく洗います。
⑤シャンプーを洗い流します。汚れてる場合は③~⑤をもう1回。
⑥シャンプーが残らないように念入りにすすぎます。
⑦乾いたタオルを軽く髪と頭皮に押しながら水分をふき取ります。
⑧ドライヤーを使って髪と頭皮をしっかり乾かします(ドライヤーを長時間同じ場所に当てないこと)。
⑨育毛剤を頭皮に散布し、5本指で軽く馴染ませます。
◆頭皮マッサージ
血行不良になっている頭皮には頭皮マッサージが効果的です。
頭皮がやわらかくなっているお風呂上りにやるのがよいでしょう。
私は育毛剤を散布する前にマッサージを行います。
<マッサージ手順(参考)>
①5本指の腹を使って頭皮を押します。〔30秒〕
②指腹で頭皮をつまみ、前後に動かします。〔30秒〕
③指先を使って頭皮を軽く叩いたりします。〔30秒〕
※爪の長い人は気をつけてください。指腹を使うマッサージです。
◆ヘアースタイルに関する制限
シャンプーやマッサージ等で頭皮の状態が良くなっても、頭皮に負担をかけるヘアスタイルなどには注意が必要です。
カラーリングとパーマは控えめしてください。
カラーリングやパーマの液には地肌に触れると刺激があるアルカリ剤等が含まれているため、脱毛を誘発させ易くなります。
液を頭皮に直接つけないようにしてくれる店舗やダメージの少ないカラーやパーマもあるようですが、頭皮や髪の健康のためには、カラーリングやパーマを止めるか、頻度を減らすようにした方がよいと思います。
ちなみに、私はカラーリングとパーマを止めました。
◆食事とサプリメント
バランスの良い食事や正しい生活習慣は、髪の健康にも大切です。
ファストフード等、油の多い食べ物は血液の流れを滞らせます。
血液が髪まで栄養を送れるように毎日の食事に注意を払ってください。
食生活で最も重要な栄養素は、体の基礎をつくるタンパク質です。
タンパク質を含む食品には、納豆、豆腐、たまご、鳥のささみ、サケ、サバ、タラ、マグロ、カツオなどがあります。
また、タンパク質を体に吸収させるために必要な栄養素がビタミンとミネラルです。
ビタミンとミネラルは、野菜や果物に多く含まれていますので、バランスのよい食事は「タンパク質+野菜+果物」の組合せになります。
しかし、忙しい生活の中で、毎日バランスのよい食事を摂るのは難しいと思いますので、サプリメントの併用をお勧めします。
◆育毛剤の使用
育毛剤には、いろいろな商品があり、それぞれ成分の配合が違います。
体質の違いよる個人差もありますので、実際に使ってみて、その効果や実感を確認することが大切です。
私も6カ月以上継続使用しながら効果を確認しています。
以上、5つの対策を紹介しましたが、育毛ケアを確実に実行するためには、育毛ケアを特別扱いせず毎日の歯磨きのように生活の一部にしてしまうということが大切です。
そうしないと長続きしませんし、効果もでないと思います。
育毛剤は何を選べばいいいの
私は、ザ・スカルプ(THE SCALP 5.0C)を使用していますが、その理由をコメントします。
実は、ザ・スカルプは夫が以前から使用している商品で、効果を身近に体験していました。
ただ、夫が使用していたので男性用の育毛剤と思い、始めは他の商品を試していたのですが、男女に関係なく効果のある商品と分かり私も使用することになりました。
ザ・スカルプには、リアップ(RiUP)等に含まれている発毛医薬品『ミノキシジル』に対して、その3倍の発毛効果があると言われる天然成分『キャピキシル』が配合されています。
また、『キャピキシル』は、天然草からの抽出エキスがベースとなっているため、ミノキシジルのような医薬品としての制約がなく、加えて、ミノキシジルにはない脱毛ホルモン還元酵素(5αリダクターゼ)阻害効果も確認されているなど、育毛成分として注目されています。
さらに、一般の育毛剤は構成成分の約90%がただの水ですが、ザ・スカルプはミスティー水を使用しています。
ミスティー水は、飲むだけで体の柔軟性や可動域が広がるので、様々なプロスポーツ選手が愛用している次世代の水です。
サラサラな液体で透明なので水に近い感覚です。
使い心地もいいですね。
そして、他の商品と比較して割安な価格で提供されていることもポイントです(夫婦で使用するので有り難い)。
今は夫と一緒に、シャンプー、マッサージ等、ザ・スカルプを主体とした育毛ケアを続けています。
その結果、気になっていた抜けも減り、薄毛に対する心配も緩和されました。
鏡を見るのも嫌ではありません! 楽しみ?